私たち夫婦は、子どもを望んで妊活(不妊治療)を行っていますので、我が家がどのようにして不妊治療に至ったかを記事にしました。
レディースクリニックを受診するまでにやったこと
※レディースクリニックは、婦人科のことで不妊治療などを行うところを言っています。
簡単な排卵日チェックアプリでタイミングを取っていた
結婚して仕事が落ち着いた頃に、そろそろ子どもが欲しいねと話し、妊活を始めることになりました。しかし、その頃は妊活の知識もなく、生理日を入力するとだいたいの排卵日が分かるアプリを使って、排卵日を推測してタイミングを取っているくらいでした。
1年間タイミングを取っても妊娠せず、クリニックを受診することを決める
1年間タイミングを取っても妊娠しなかったので、夫からクリニックで診てもらおうと提案があり受診することになりました。
一般的に、1年以上性交を行っているにも関わらず妊娠が成立をしない場合を不妊症というそうなので、1年経過した頃かもう少し早い段階でクリニックに相談してもよかったかも知れません。
体の状態や夫婦の希望を確認しタイミング療法開始となる
受診をする事前準備では、クリニックのサイトから初診問診票を印刷して記入しました。
実質不妊期間、受診の目的、検診や検査の有無、生活習慣、夫婦の考えや希望を記入する票です。(※クリニックによって問診票の有無や内容は異なると思います)
最初は夫婦一緒に受診して方針を決めていきます。
まずは、「自然な形で妊娠したい」という意思を医師に伝えて、検査を行い、タイミング療法を行うことになりました。
(どのような治療を行うかは、夫婦の意思や検査結果などを踏まえて医師が判断するので、治療方針は人によって違います。)
妊活の知識もなかったし、人によって妊娠がこんなに難しいとは思いませんでした。
タイミング療法でやったこと
「ルナルナ体温ノート」を使って朝起きた直後の基礎体温を記録
まずは、毎朝目覚めたらすぐに体温を測り、基礎体温の記録をつけることを行いました。
基礎体温を毎日記録すると、低温期と高温期が分かれていることを確認できて、体温を表す線の変化によって排卵日と妊娠しやすい時期が分かるからです。
通っているクリニックでは、「ルナルナ体温ノート」というスマホアプリと連携していたのでそれを使用しました。
これは受診時に医師側にも記録が共有される仕組みになっていました。
基礎体温の測り方は、①専用の婦人科体温計と体温の記録表を用意する②起床後すぐ寝たまま測定する③体温計を舌下のつけ根に差し込み、口を閉じて測る③測定結果を基礎体温表に記入するという流れです。
排卵日予想検査薬(ドゥーテストLH II)を使って排卵日を予想
排卵日予想検査薬は、排卵日が約1日前に分かるようになっています。
基礎体温と共に検査薬を使うことで、排卵日の正確性が上がります。
検査薬の使い方は、①次回生理予定日の17日前から検査を開始②検査開始日から1日1回毎日ほぼ同じ時間帯に検査を行う③トイレで検査キッドに尿をかける④排卵日の陰性または陽性の判定が出るという流れです。
初めて陽性になった日かその翌日が最も妊娠しやすい時期なので、そこで夫婦でタイミングをとることになります。(詳しくは検査薬購入時に説明書をよく読んでください)
クリニックで不妊検査、タイミングの指示をもらう
クリニックでは、一般採血検査、子宮頸部細胞診、クラミジア抗体検査、抗精子抗体検査、ホルモン測定、子宮卵管造影検査、子宮鏡検査、頚管粘液検査、精子検査、精子クロマチン構造検査(SCSA)、抗酸化力検査(TAC)、AMH検査などが行われるそうです。
妊娠の妨げになる要素がないか、夫婦共に検査をして調べていきます。
私たち夫婦も、ほとんどの検査を受けたと思います。
また、超音波検査・内診を行います。通っているクリニックでは生理が始まって10〜12日に受診するように言われ、超音波検査で子宮、卵巣を観察し、子宮内膜の状態の確認と卵胞の大きさの測定をして、排卵期を予測しています。
超音派検査、基礎体温の記録、排卵日予想検査薬などを総合的にみて、夫婦でタイミングを取る日を指示されます。
検査で大変に感じたことは、生理中じゃないとできない検査があり、2、3日後に受診してと言われることです。妊活は体の生理現象とのつきあいなので仕方ないですが、仕事の予定が入っていて来れない日もあって日程調整が難しかったです。仕事が終わる時間にはクリニックも終わっているし、職場が大変で働く人数も少ないのに急に休めないというのが私の中でありました。超音波検査・内診も、2、3日後に受診してと言われることもあります。また予約をしても診察まで2〜3時間待つので時間の使い方が難しかったです。
また、婦人科は待ち時間が長く一回の診察で2〜3時間待つことがあります💦診察の待ち時間はなぜ長い?待ち時間の過ごし方について記事も書いていますので、興味のある方はご覧ください。
私が通うクリニックの主治医に聞いたところ、仕事をしながら通う人も8割くらいいると話していました。
今思えば、私はそのときの優先順位が仕事になっていたと感じます。
こんなに不妊に悩むと思わなかったので、もっと早い段階で不妊治療に専念しても良かったです。
体外受精を開始
タイミング療法を1年間行なうも妊娠に至らず
1年間程通いながらタイミング療法を続けました。
検査をしてきた結果では、値が低い項目もあるので様子をみましょうと言われたことはありましたが、大きな問題は見つからずはっきりとした不妊の原因は分からない状態でした。
不妊に対して焦りもあり主治医に「通い始めて1年経つがこれからどうしたらいいか」を確認し、体外受精の提案がありました。
精神的にも時間的にも仕事と治療の両立ができないと思い仕事を辞めて無職になる
夫婦で話をして体外受精を行うことにしましたが、これまでの日程調整がうまくいかないストレス、いつになれば妊娠できるのかという焦り、仕事のストレスもあり精神的に参っていたことや、実際に時間的に治療に集中できないこともあり仕事を辞めて治療に専念することになりました。
今現在は、収入がないことの不安はありますが、休息できて治療に集中できたことで精神的に落ち着いて過ごせています。
体外受精の説明会で治療について説明を聞き、体外受精を開始する
体外受精を行う前に説明会がありました。
そこでは、体外受精の一連の流れや対象者、リスク、治療成績、費用などの説明がされました。
たくさん資料がありましたが、その人に合った治療をするので治療の方法は人それぞれのようです。
費用は、保険適応だと20万円くらい、自費だと50〜60万円くらいかかるそうです。
治療方法やクリニックで費用は変わると思うのでご参考までに。
体外受精の治療は、排卵誘発→採卵→媒精→培養・胚凍結→融解胚移植という流れです。
実際に胚移植まで行いましたが、大変に感じたことは排卵誘発で自己注射をしたことです。一定の期間に毎日クリニックに通って皮下注射をしてもらう方法と自己注射を行う方法がありましたが、そのときはまだ仕事をしていて毎日通うことができなかったので自己注射を行いました。自己注射の手順が分かるように動画やテキストで勉強が必要だったし、自分に注射を打つのが怖いし痛いしで神経を使いました・・。
最後にまとめ
ここまで以下の内容を記事にしました。
- レディースクリニックを受診するまでにやったこと
- 簡単な排卵日チェックアプリでタイミングを取っていた
- 1年間タイミングを取っても妊娠せず、クリニックを受診することを決める
- 体の状態や夫婦の希望を確認しタイミング療法開始となる
- タイミング療法でやったこと
- 「ルナルナ体温ノート」を使って朝起きた直後の基礎体温を記録
- 排卵日予想検査薬(ドゥーテストLH II)を使って排卵日を予想
- クリニックで不妊検査、タイミングの指示をもらう
- 体外受精を開始
- タイミング療法を1年間行なうも妊娠に至らず
- 精神的にも時間的にも仕事と治療の両立ができないと思い仕事を辞めて無職になる
- 体外受精の説明会で治療について説明を聞き、体外受精を開始する
私の体験談ですが、少しでも妊活や不妊治療をしている方の参考になれば幸いです。
治療方法については一例なので、必ずしもこういう治療方法ではないことはご了承ください。
診察の待ち時間はなぜ長い?待ち時間の過ごし方について記事も書いていますので、興味のある方はご覧ください。
最後まで見てくれてありがとうございます。
今後もっと深掘りして書いていきたいと思います。