今は訳あって無職ですが、
今までは高齢者施設で働いてきました!
何度か転職をしたことがありますが、
転職を失敗したと思う経験があったので
そのことを書いていきます。
\まずはこちらの記事もご覧ください/
↑初投稿の自己紹介記事です。
無職になった理由を書いています。
この記事で書いたこと
- 話のあらすじ
- 転職で失敗したこと
- オープニングスタッフに向いていなかった
- ついていきたいと思える上司ではなかった
- 法人の規模の大きさは関係ない
- コミュニケーションが不足していた
- ベテランの有り難みを痛感した
- 仕事中心の生活になった
- 転職して学んだこと
もくじ
話のあらすじ
まずは私自身の経歴を簡単に説明すると、
福祉の大学で、社会福祉士、介護福祉士を取得、
福祉職に就いて6年経過した頃に、働きながら介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格を取得
高齢者福祉に携わり、介護老人保健施設の通所リハビリ、特別養護老人ホームなどの高齢者施設で介護福祉士、生活相談員として働いた経験があります。
転職に失敗した経験でお話しするところは
法人Aが経営している特別養護老人ホームの生活相談員として4年程働いていました。
しかし法人Aがその特別養護老人ホームで経営を続けていくことが厳しくなったので法人Aは事業を撤退し、そこに法人Bが入ることになりました。
働いていた職員には、馴染みのある法人Aが経営している別の施設で働くか、場所は変わらないが経営者が新しくなる法人Bで働くか、又はどちらも選ばず他の施設を自分で探すか選択肢がありました。
私はそこで、場所は変わらないが経営者が新しくなる法人Bの介護支援専門員として働くことに決めました。
その転職で何が失敗だったのか?
詳しく書いていきます。
オープニングスタッフに向いていなかった
法人が変わったということは、つまり経営のやり方が変わるので施設立ち上げスタッフということになります。
新しい法人Bでは、利用者は変わらないですが、ベテラン職員がほとんどやめて新しい職員ばかりになりました。
新しく来る職員もなかなか見つからず、引き継ぎ期間が約1ヶ月くらいで引き継いだことも仕事の大変さの1つでした。
短い期間で引き継ぎがしっかりできるはずもなくよく分からないまま引き継いでいました。
新しいやり方に変化するときなので、それはもうやることがたくさんありました。だけど周りのことを見ながら仕事をするなんてことはできず、目の前の仕事で精一杯な状態でした。
オープニングスタッフは「新しい人間関係で一から考える」ようなものなので経験、意欲、行動力、発想力、理解力、コミュニケーション力が必要だなと思いました。
私にはそれが欠けていたと思います。
新しくオープニングスタッフとして入社した職員で、大変ながらも「一から考えられることが楽しみ。これまでやっていた、疑問に思うやり方も自分たちの経験を活かして改善ができるから」と言っていた職員がいて、こういう意欲的な職員がオープニングスタッフに向いているんだろうなと感じました。
ついていきたいと思える上司ではなかった
法人Bに転職をして、「こんな上司にはついていけない」と思ったエピソードがいくつかあるので書いていきます。
数字でしか判断していない
数字は経営する上で大事な指標なのは分かります。
しかし現場の苦しい現状を見ていない、理解していないのに数字だけを見て判断していると職員の不満や疑心を抱くことにつながります。
売上げばかり気にして職員が抱えている仕事量や仕事内容の大変さを理解していない、とか
飛び抜けて残業時間が多い職員に対し、職員全体で残業を減らす対策を考えるべきなのに個人的に残業を減らすよう指導したりと・・・
上司も上からの圧力があっていろいろ大変なのは分かりますが、改善するには全体を見る必要があると感じました。
働いている職員への配慮がない
発言には気をつけないと、人間性を疑われるので注意が必要ですね・・(^_^;)
個人のことなので名前を伏せて話せばいいところを名指しで話す
「お金が欲しいからこんなにたくさん残業しているんでしょ」と仕事量も考えずに決めつけて話す
「パートのおばちゃんだから○○」と言い方が嫌だし、一括りにして個人として見ていない
一旦意見を受容するという気持ちがない
上記は会議の場で聞くことが多かったです。
私自身も人間として、働く人として周りへの配慮は必要だし、上司みたいになりたくないので気をつけようと思いました。(^_^;)
仕事が遅い
上司も仕事がたくさんあったんだと思います。
それにしても仕事が遅いのはとても困りました。
一つお願いしても、しばらくしてもう一度言わないと仕事を忘れていたり進んでいなかったり・・・
効率よく仕事をこなしていくには、一人で抱え込まず、仕事を他にふることも大事なことなんだと再認識しました。
私も気をつけようと思います。(^_^;)
法人の規模の大きさは関係ない
法人Bで働くことを選んだ理由に、施設をいくつも持っていて手広く経営していること、福利厚生も充実していろいろな制度やICTの導入なども積極的にしていることがありました。
実際、規模が大きく取り組みに積極的なことは強みだと思います。
しかし、法人の規模が大きいからとなんでも整っているかというと大間違いでした。
法人Bには同じような事業所を経営しているところはあるし、いくつも施設の立ち上げをしている法人だったので立ち上げ時のノウハウがあるのだろうと勝手に思っていました。
でもそんなにノウハウがあるわけではなく、方向性を示してくれるわけでもなく、むしろ職員の気持ちがバラバラだったと思います。
法人の問題なのか、施設の経営者の問題なのか分かりませんが・・・
でも、規模が大きいことのメリットとして、他の法人内施設とオンラインでやりとりをして、助っ人が来てアドバイスしてもらえるところはよかったです。
コミュニケーションが不足していた
経営者層が4、5人いましたが、同じ部屋にいるのに経営者層で話しているところを見たことがあまりなかったと感じます。
また現場とのコミュニケーションも上手く取れていなかったです。私も同僚と、なんで上司とこんなに話が通じないんだろうと話すこともありましたし、上司側も何で伝わらないんだろうと思っていたようです。(笑)
ベテランの有り難みを痛感した
法人Aのときは、十数年と働いていたベテラン職員もたくさんいました。
ですが、法人Bではほとんどのベテラン職員がやめてしまいました。
ベテラン職員は施設のあり方、利用者、家族のことなどよく理解していたので、業務もスムーズに進んでいたし、利用者さんの対応の仕方も分かっていたと思います。
新しい法人Aは、法人Bに比べて年齢が若く経験が少ない職員や外国人職員が多く、何より新しい職場でほとんど何も知らない状態で働き始めるので、どちらかと言えば私がベテランな立ち位置でした。
4、5年働いたくらいじゃベテラン職員には知識も経験も敵いません。
業務の内容の範囲外のことを聞かれても全て把握してないからどうしていいか分からないこともありました。
仕事中心の生活になった
毎日毎日、残業をしていました。
毎日2〜3時間以上は残業をして、仕事をしているときはずっと忙しくして心身ともに疲弊していました。
同僚は仕事が終わらないからと休みの日も出勤して休む暇もない状態でした。
家のことも夫に任せっきりで家庭内もよくなかったと思います。
法人Bで半年間働きましたが、半年間は長かったです。あのまま続けていたらと思うとゾッとします。
転職をして学んだこと
今回、法人Bに転職をして大変だったことを書いていますが、多分どこに就職していたとしても仕事が大変なことには変わりないと思います。
ただ、自分に合っていない仕事、この人についていけないと思う仕事は早めに見切りをつけることも必要です。
仕事は人との関わりなので、人を見極める力が欲しいと思うこの頃です。
次の転職にいかしたいと思います。
心身の疲弊と家庭も犠牲にしてしまうので、
無理だと思った職場は早めに辞めましょう!